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アイス売場の購買行動分析へのVieurekaカメラ活用事例

株式会社ロッテ 様

~売場改善提案により小売業様の売上UPに貢献~


株式会社ロッテではショッパー(買い物客)マーケティング分析を目的とした、最先端の売場研究と提案開発を行っており、Vieurekaカメラ(以下、AIカメラと称します)を積極的に活用しています。今回は小売店舗様のアイス売場における取り組みを紹介します。

1.アイス売場における購買行動分析の取り組み

2020年度は以下の通りAIカメラを2店舗に設置し、主にアイス売場に関連するショッパーの購買行動分析を実施しました。

  • カメラ台数:A店舗13台、B店舗10台
  • 期間:2020年6月~2021年3月(現在も継続中)
  • 目的:アイス売場における購買行動のデータ可視化およびコンバージョン分析
図1 アイス売場付近の購買行動可視化イメージ

店舗内の入口、主通路、アイス売場にカメラを設置し、それぞれのAIカメラから購買行動データを取得しています。図1はある時間帯における主通路からアイス売場への買い物客の流入状況を動線データにより視覚化したイメージです。主通路の奥から来る買い物客(通路①-1の矢印)がどの程度アイス売場へ入ってくるのか(通路①-2の矢印)を測定しており、主通路からアイス売場への到達人数の割合を分析しています。

図2 アイス売場の分析イメージ(左:モニタリング画像 右:ヒートマップ画像)

図2はアイス売場の冷蔵ショーケース(平台型)をAIカメラによりモニタリングを実施しているイメージです。商品の動きをヒートマップ画像により視覚的に確認し、更にはその動き(≒商品接触)を定量データ化して分析に活用しています。

図3 コンバージョン分析のイメージ

AIカメラによる、来店人数、アイス売場への到達人数、アイス売場における商品接触データに加えて、小売店舗様が所有するPOS購買データを活用することで、いわゆるコンバージョン分析が可能となります。

2.AIカメラによる購買行動データ可視化から見えてきた売場の課題

コンバージョン分析(来店⇒売場到達⇒商品接触⇒購入)により、小売業様に向けた売場づくりやプロモーション施策を実施する上での大事な課題ポイントが見えてきています。

  • 来店したのにアイス売場へ到達しない。
  • アイス売場へ到達したのに、商品接触はしない。
  • 商品接触はしたのに、購入しない。

この3つの課題ポイントをデータ可視化することで、これまで気づくことの出来なかった小売業様の売場への提案予知を見つけて、具体的に検討することが出来るようになりました。その提案の結果、アイス売場全体の売上向上へと繋がり、こうした一連の取り組みは小売業様から非常に高い評価を頂いております。

3.今後の展開について

2021年度はAIカメラ導入店舗を2店舗から4店舗に増やし、継続的に購買行動のデータ可視化およびコンバージョン分析を実施する予定です。具体的には、それぞれの店舗で形状の異なる冷蔵ショーケース(平台型、リーチイン扉型、平台+リーチイン併用型)で構成されるアイス売場の比較検証や、菓子売場のエンドコーナー等も分析対象に加えて追加提案を行い、小売業様の更なる売上UPに貢献していきたいと考えています。

お客様の声

<株式会社ロッテ 営業本部 営業戦略部 リテールサポート課 安部秀高 様>

Vieurekaカメラのお陰でショッパーの購買行動をデータ化して正しく把握することが可能になりました。そのデータ活用についても様々な売場の分析や提案へのアレンジがしやすく、小売業様からの期待にお応えすることが出来ています。今後も貴社と協業しながら、ショッパー、小売業様、そして世の中へ向けて価値を創出し続けるメーカーでありたいと思います!

毎日の”ビューレカチェック”はかかせません!

株式会社ロッテ 様

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