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2021年09月2日

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[データ活用事例]BIツールとの連携でデータの動きをいち早く捉える

Vieurekaチーム

導入事例の記事でご紹介したパナソニックセンター大阪では、その後もさまざまなデータ活用の取り組みが進んでいます。その一つとして、今回はBIツールとVieureka来客分析サービスとを連携した事例についてご紹介します。

当施設でのデータ活用の取り組み状況をヒアリングしている中で、ハッとする気付きがありました。それは、データ活用をより進めるために得られたデータを再集計したり見やすく整形するなど手作業の手間も少なからずかかっており、取得するデータが増えるにつれて負担が大きくなってきている、ということでした。そのため、

 ・整形に時間がかかり後追いでの報告になりやすい
 ・変化にいち早く気付いてすぐにアクションにつなげることが難しい

といった課題が顕在化してきたのです。具体的なニーズとしては、

 ・自分たちの運用に合わせカスタマイズして可視化・整形したい
 ・個別のデータ分析とは別に、今の状況を俯瞰してすばやく把握したい

ということでした。

そこで、データ活用を得意とされており、Vieurekaパートナー企業でもあるウイングアーク1st株式会社様に相談を持ちかけました。何度か打合せを重ねたところ、同社の提供するBIツールソリューション「MotionBoard Cloud」と連携することでニーズに応えられそうなことがわかり、同社の協力のもと連携システムを構築しました。

システム構成(概要)

「MotionBoard Cloud」はVieureka来客分析サービスと同様にクラウドサービスであり、どこからでも閲覧できるメリットをそのままに生かすことができました。そして一番のポイントは、Web API※1を利用したWeb上でのリアルタイム連携により、多数のエリアの来場者数データをすばやく俯瞰して把握することが可能になったことでした。さらに、過去のデータを蓄積してフロアマップ上で比較や分析もできるように構築しました。

※1 Web API:Webサービスの機能を外部から利用して連携できる仕組み

来場者数データの一覧画面(イメージ)
フロアマップ上での分析画面(イメージ)

パナソニックセンター大阪では、この10月から本システムの運用を始めており、これからの活用状況や新たな知見についてもいずれご紹介したいと考えています。
With/Afterコロナの生活様式が続く中で、人々の行動変化に対する関心が高まっており、人の動きを把握して迅速に手を打つことが重要になっています。Vieurekaチームでは今回の取り組みを商業施設を始めさまざまな業界に展開し、今後もさらに利便性の高いサービスへと進化させていきます。

参考情報:
『Vieurekaカメラによる画像分析データ活用ソリューション』(ウイングアーク1st株式会社)