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2022年04月14日

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人物・属性カウント機能が縦長アスペクト比の画像に対応しました

VieurekaカメラのVRK-C301モデルはカメラを90度回転させて横向きに設置して9:16や3:4の縦長アスペクト比の画像(以下、縦長画像)を撮影することが可能です。この縦長画像を来客分析サービスの人物・属性カウント機能でご利用いただけるようになりました。
これにより奥行き方向に長い通路でのカウントや商品棚前のサイネージ視聴者の調査に活用いただきやすくなりました。

一般的にカメラ画像の視聴や画像解析には横長の画像を用いますが、設置場所によっては画像の左右方向ではなく上下方向に広く撮影したくなる場合があります。
そこで今回、縦長の画像で画像解析をできるようにすることで、ユースケースを広げました。

<ユースケース1> 奥行き方向に長い通路での人数カウント

奥行き方向に長い通路で人数カウントするケースにおいて、横長画像では図1(a)のように画像解析に不要なエリアが画像の左右に多く映ってしまい、肝心の人物検出エリア(通路の部分)を広く設定することができません。
一方、縦長画像では通路を奥の方まで映すことができており、人物検出エリアを広く設定することができます。(※図1(a)(b)内の検出エリアはイメージです)

<ユースケース2> サイネージ視聴者の調査

一般的に、カメラによるサイネージの視聴調査においては、サイネージの前に立ち止まった「近距離」の人を検出するため、横長の画像では低身長の子どもから背の高い大人までを検出することが困難な場合が多くあります。背の高い大人を検出できるようにカメラの高さを設定すると、子どもが見切れてしまい検出できません。その逆も然りです。
そこで、サイネージの視聴調査に縦長の画像を使うことで、子どもから大人まで検出することができ、人数カウントの精度を上げることができます。(※図2(a)(b)内の検出エリアはイメージです)

最後に設置方法について簡単にご紹介します。冒頭で述べたように、縦長画像を利用する際はカメラを90度回転させます。当サービスでは、市販されているL字型のカメラブラケットを用いて、90度回転させて設置しています。図3は上から吊り下げて設置する時の構成例です。

今回の改善のように、少ない設置台数でより多くの情報を得られる改善を積み重ねてVieurekaの特長である設置容易性をより一層向上させ、お客様に気軽に導入していただけるサービスを目指して参ります。
来客分析の紹介ページでは各種機能を紹介しておりますので、今後のアップデート情報にもご期待ください。